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もうニューデリー駅にはもどれない!

「他に駅は!?」
「デリー駅だ!」
新市街地にニューデリー駅、旧市街地にオールドデリー駅というのがある。ここだ!

「ハロー!オールドデリーステイション!!」
積極的でないリクシャーの兄ちゃんを見つけてた。
「切符の買いかたがわからない、一緒に来て欲しい!」
と頼むが、あっさり断られる。
「チケットはどこで買うのですか?」「金だせ。」
警官、話にならない。どこが切符売り場かわからない、通行人に尋ねるが、
「あっちだ!」「そっちだ!」
「あっちだ!」「そっちだ!」
あっちこっち振り回される。


「どこなん!?」
やっとこさ切符売り場発見!自動販売機ではなく、いくつかある窓口で交渉して買う。これがインド式だ!
すごい行列は当たり前。長い時間並ぶのも当たり前。やっとのおもいで僕らの番がきたのだが…
何を言ってるのか、話も通じないチンプンカンプン…
あしらわれる。

「どうすりゃえん!?」
申請書みたいのを細かく記入しなければならないみたい…ヒンドゥー語と英語の用紙。
書き方なんてわかるわけなく周りの人に聞く。
説明してもうまく伝わらないことにイライラしてきたのか口調が荒くなる。気づけば、また数人に囲まれ、ガーガー怒鳴られる。またにの前になる気がした。
逃げた。わからん!

「もう、ブッキングオフィス(チケットを割高だが代理で購入してくれる旅行会社)しかねぇだろぉ!?」
探すが、こういう必要なときこそみつからないものだ。
ず~と、あ~だこ~だと話しかけてくるヤツがついて来る。早足でシカト。
時間がかかったら、またサタンに捕まる可能性がたかくなる。

「まともそうなヤツは何処にいる?」
「ちゃんとしたとこ?品がある店?」
「あっ!綺麗なレストラン!ボーイの若い兄ちゃんだ!」
「アーグラーにいくなら、リクシャーに乗って○○駅に行けばいいよ。」
と紙にも書いてくれた。しかし、そんな駅は僕たちが持っている地図にはない…しかたない…騙されてもいい…
この兄ちゃんンなら大丈夫と自身があった。かけた!今の僕たちにはかけるしかなかった。

その辺にいたリクシャーの運ちゃんに紙をみせた。とりあえずのった。
駅についた。降りるとき、御釣りをそのままもって逃げられたが、
そんなんどーでもいい!!
とにかくデリーから抜け出したい。駅のホームまで幅の広い長い階段がつづく。
とにかくダッシュ!
窓口までダッシュ!
隼人との合言葉は“何があろうが止まらない!”

窓口には、やはり多少の列ができている…
隅の窓口のオッサンが、
「こっち!」
だと手招き。
「外国人優先窓口だ!」
みたいなこと言いながら、並んでる人をどける。

アーグラー行き15時発、インドの列車は等級が5段階に分かれ、「2等」が最低ランク。精神的にも肉体的にも疲れ果てているので、上級クラスのエアコン付きの席が欲しい。オッさんがパッパッぱっぱ予約してくれたので、ありがたかった。
「ダンニャワード!」
しかし切符をみてもチンプンカンプン。警備員さん曰く「7番ホームだ。」とのこと。
現時刻は13時。あと2時間もあるが、いたらないことに巻き込まれたくないので、ず~~と7番ホームで地ベタリアン。

「まぁ、これで大丈夫だろ~…」
「まぁな…」
ほっとタメ息をつく。

マジで、僕も隼人もインドをなめていたよーだ、僕らのレベルでくるところじゃないかも…と感じた。この先大丈夫??と、弱気に、逃げたくなる。日本のみんな何してるんだろ~なぁ~…

周りにいる人のジロジロ目線が気になる…
物売りの子が寄ってくる…
物乞いが寄ってくる…
ハエがたかる…
ただただじっと耐える。
石コロとなることが一番の良策だ!!

暇なので“絵手紙”を描く。ふと気づけば周りに人がジロジロ集まっていて、キンチョー!やめた。

到着時刻はゆうに過ぎて不安になりながらも、やっとそれらしき列車が到着。長い車両、とりあえず乗るってことはできない。だって席は予約制のインド、車両から車両へ移る通路がない構造。どの車両に僕らのシートがあるの?

あっちだ!そっちだ!乗ろうとする…
「No!No!」

あっちだ!そっちだ!乗ろうとする…
「No!No!」
そっちだ、違うあっちだ、違う。

あ゛ーーーーーー!!まじでテンパル!!
ピュルルルルルル…………
ピュルルルルルル………………………………

あ゛ーーーーーー!!やばい!動き始めた!
そのとき一つの希望の光がみえた。最後尾の車両に乗っている人が、
「こっちだ!」
と招いてくれるのだ。ゆっくり動き出す列車に飛び乗った…







そこはカラオケボックスぐらいしかないスペースに30人ぐらい詰め込まれ、しゃがむ余地もない・・・
ここはまさに豚小屋車両だった…
高い金払ったよな?エアコンつきの席は?また、やられた??
誰を信用すればいいのか…
# by miyabi59619 | 2011-03-01 13:43 | GoodLuck!!
 インドのデリー空港では99%の日本人が騙されると悪名高い、念願のインドの地を踏んで観劇しているのも、つかの間だった。デリー空港から一歩外に出るとあんのじょう「日本人待ってました!!」とでも言うようにインド人がわんさか近寄ってくる。この人達は何がしたいのかというと主にタクシーやツアーの勧誘、これにホイホイついて行くとボッタくられる。タクシーに乗れば見当違いの所に連れて行かれたり、途中で降ろされ恐喝されたりもする。グルを組んでいるホテルやボッタくりツアー会社にかってに連れて行かれることもある。でも海外では良くある話。以前タイでも同じ経験があったので「No Thank you!!」で切り抜ける。
「てか、全く怖くないなぁ、やっぱ僕らタイや韓国で海外慣れしとんじゃねぇ!!」
と、そのころ二人は旅をなめていた。

 春休みをつかってインドに旅をしにきた僕と、休学してこれからアジアを旅に出ようとしている大学の大親友ハヤト、「インドは危ないよ!!」と聞いてた僕らは出発日をそろえインドへ入国していた。

 一応、デリー空港は危険っぽいので空港から少し離れたところまで歩き、そこで走行しているリクシャーをピックアップしよう!!リクシャーとは、かの有名なタイの“トゥクトゥク”とほぼ同じ三輪自動車のタクシーのこと。
リクシャーから風を浴び初めて見えたインドの景色は実に新鮮、そこら中に野良犬が走り回っていたり、なぜか牛がどうどうと道路を歩いている。原っぱには人がポツポツみな片手にペットボトルを持ってしゃがんでいる、朝の一発をしているらしい…さすがインド紙いらず。ケンカしてる人、追いかけられてる人、手錠をかけられてる人、なぜ?堂々と町中を連行されてんの??と日本人の僕には頭の上にハテナが浮かぶ光景ばかり。インドは“人間ののる壺”と言われるだけあって、人、人、人!!すごい人の数、町は人間で溢れかえっている。

「ブーブーブー」町中はクラクションの嵐、信号なんて交通ルールーなんてないから、好き勝手に走り回る車たち。
「ブーブーブー」交通渋滞にはまってしまった。信号なんてないのに…前方をよくみると道路のど真ん中で牛の群れが井戸端会議。

「こんなことってあるの!?」

ほんの数時間で僕らはインドの虜にされそうだ!!
 


 さて、心が踊っている間に見えてきたのは、ニューデリー駅。色々な町へアクセスできるインドの旅の十字路みたいなものかな。面白いことに、ここは“ドラゴンクエスト”の世界なのだ!!広大なインド、地平線まで広がる草原やステップを越えなければ隣り町には着けない。交通手段は主に列車に揺られながらの長旅だ。

「さあ!!どこに行こう!!」
僕たちはデリーより少し南に降った位置にある“アーグラー”に行く予定。アーグラーには世界一美しい建造物と言われ、小学校の数学の教科書でもお馴染みの“タージマハル”がある。「まずは、これっしょ!!」二人の意見はピッタシ。
駅前でリクシャーとさよならすると、すぐにオッチャンに話しかけられる。オッチャンは陽気、「どこの人?」「何しにきたの?」「お仕事は?」「日本ってどんなとこ?」カタコトの英語でなんとか会話…会話になってんのかな?最後に外国人用切符売り場に案内してもらうことに。
インドの大きな町の駅には“外国人ツーリスト用窓口”というのがある。そこでは英語が通じ、快適に切符が買える。一般ピープル用窓口で切符を買おうとするものなら1時間は列に並ぶことを覚悟しないといけない、さらにまっているのがヒンディー語のちんぷんかんぷんの対応と入国審査?というぐらいの予約申込書を記入しなければならない…あーーーうんざり!!

「この階段を上がった先にあるよ!」
「ダンニャワード!!」

もしかしたら、もう既に、罠にはめられていたのかもしれない…
階段を上がっている途中、今度はアンチャンに声かけられた、
「やあ!!今日はもう外国人ツーリスト用窓口は閉まっちゃったよ!!」
日本語が上手かった…僕たちは階段を下りて色々情報を聞くため話し込んでいた。徐々に会話が切符の話題になっていく、
「切符買えるところ紹介するから付いておいでよ!!」
さては、こいつボッタくろうとしているな!!さぁ無視して行こう!!

ドン!!
「ヴーーーーーーーーーー!!!」


僕は、突き飛ばされた!!そこには大男が立っていた。このデカくてジーパンにジージャンをまとい、そしてこの顔つきにこの髭、こいつは正にサタンだ!!
「リクシャーにのれ!!」
アンチャンの態度も急変した。気づけば僕たちは5、6人の男たちに囲まれていた。
「いてぇっ!!」
四方八方から手や足が襲いかかってくる。
「マジで!?ここ駅前だよな?」
人で溢れかえっている駅前、でも周りを見渡しても助けようとしてくれる人は誰もいない、ターバン姿の人、黒のマントをまとう集団、白装束の群、物乞い、むしろ周りの人々は「おっ!今日もはじまったか!」と見せ物小屋を観るかのように嘲笑っているようにみえる。無力のまま強制的にリクシャーに乗せられ、行き先もわからないまま僕らは連行された。逃げなきゃ!!でも二人の息が合わないと片方は捕まってしまう…
逃げるチャンスもなく、どこかもわからない裏路地の門番が立っている建物の前へと連れてこられた。
「入れ!!」
奥へ、奥へ、奥へ・・・
奥の部屋には大きな椅子にもたれ掛けたボスが、ドンと待ち構えていた。

「・・・。」

「座れ。」

「・・・。」

葉巻をプハァ~といわすと口を開いた。

「お前ら何処に行きたい?」

プルルルルル…

「デリーからアーグラー行きは満席だ!!ジャイプル?」

プルルルルル…

「ジャイプル行きも満席だ!!もし行きたいなら…」

ボスが脅迫してくるのは、まずこの駅に行って次にこの駅、この駅、この駅…そして最後にアーグラー行きのチケットを買え!!500$だ!!と言ってくるのだ。

「買わない!!自分たちで考える!!」

「買え!!」

「買わない!!」

すると、また違うルートを提案してきて…

「500$だ!!」

このやり取りを永遠と続けた。どんどんボスも興奮してきて怒鳴りはじめた!!今にも拳銃を付きつけられそうな状況、でも僕も苛立ちで恐怖も忘れ「NO!!」の一点張り。
後で考えてみたら恐ろしい、例えここで僕が殺されたとしても、犯人は捕まりっこないだろう、もっといえば事件にもならない世界だ!!遠い日本では“岡野雅さん21歳、大学生、海外で行方不明”で終わりだろう。日本人行方不明者には海外で消された人が結構の割合で占めているのではないかと僕は思った。
 
どのくらいの時間がたったのだろう、アジトに一人の白人女性が連行されてきた。
「おまえら出ていけ!!」
僕たちは解放されたのだ、もっと都合の良いカモができたと思ったのだろう。助けたいけど、正直自分たちの身を守ることで精いっぱいの僕たち、他人のことなんて気にしていられない。それが現実だった…

インドが表情を変えた。僕たちは走った!!声をかけてくる人、客引き、道をふさぐヤツら、手を掴んで引っ張る者、すべてが敵にみえた。僕たちはリクシャーの群れにも追いかけられた。
「やっぱり今日中にデリーから脱出しよう・・・」
明日のアーグラー行き切符を購入して、今晩はデリーで一泊するつもりだったが…とんでもない!!一秒たりともこの町にはいられない!!

# by miyabi59619 | 2010-05-11 13:08 | GoodLuck!!
 旅の醍醐味は、なんたって出会い!!僕は大学生時代に旅中毒にかかってしまった。
長期休みに入ると東南アジアを中心にぶらり。海外へ旅に出ると、日本での日常では見たことのない風景や人々の生活、味わったことのない食べ物や飲物、聞いたことのない言葉や音楽、日本とは違う町の臭いや市場の香り、感じるもの全てが新鮮で鳥肌がたつ!!
 
 どこで寝る?何を食べる?どこに行こう?から一日が始まり、当たり前のように日本で使っているジャパニーズが通用しない世界に飛び込んでいく、身振り手振りとカタコトの英語を駆使して風の向くまま気の向くまま一日を生き抜いていく、毎日がドキドキとハラハラで胸が張り裂けそうになる!!だからこそバックパッカーはやめられない!!そして「明日には明日の風が吹く」で一日が終わる。
 
 今僕は岡山のあるイタリア料理店で働いているが、まだまだこれは長い旅の途中のいっかんだと思っているし、明日にも飛び出したくてうずうずしている。

 でも旅は楽しいことばっかりでもない怖いことだっていっぱいある!! 

「僕にとって旅とは?」
誰しもが秘めてる少年心を最もくすぐる「冒険」だ!!
# by miyabi59619 | 2010-05-11 12:55 | GoodLuck!!